↑はサブタイトル(のようなもの
  ヴェスペリア感想 2006年06月23日(Fri) | ゲーム
書く時間が取れないだろうからもう書いちゃう。

■全体
やー、箱○を持っていて本当に良かったと思わせてくれた作品でした。
他の箱○ソフトの斑鳩やエグゼリカ、センコロや防衛軍も楽しめましたけど、
ヴェスペリアはそれらを凌駕する面白さでした、ホント。
歴代のテイルズシリーズの中でも戦闘、キャラともにトップクラス。
(戦闘は2Dと3Dの違いや技術の進歩があるので当然と言えば当然だけど)
戦闘が面白いから疲れていなければ積極的に敵に突っ込んじゃうし、
ストーリーも気になって止め時が見つからなくて良い意味で困りましたよ。
ギリギリまで購入を迷っていたけど買ったのは間違いじゃなかった。
迷っていたお陰で事前情報もほぼ皆無だったのもより面白くしてくれたし。
で、プレイ時間は丁度いい感じ。

■OP
日本語、英語版ともにフレン→ユーリでいいのだろうか?
英語版は間違いないだろうけど日本語版は……。

◇映像
一部ミスリードを誘うような作りになっていて騙された(主にフレン)。
それでいて物語の進行に伴って意味が分かってくるという作りでもあるから悔しい。
物語が進む度に見直すと発見があるって良いな。

OPの中ではサビの花畑エステルの一連の動きが一番好き。
あとはユーリvsゴーシュ&ドロワット、レイヴンvsディソン、ユーリvsイエガーの動きも大好きですよ。
魔狩りメンバーで唯一出ていないリーダーかわいそす。

そういや、OPでユーリの持っている武器って「ニバンボシ」ですよね、多分。
あれ手に入れてからはスキル未取得の武器が無いときは常に装備していました。
グラフィックがお気に入り。

◇鐘を鳴らして
歴代主題歌の中で一番好きな曲になるかも。
延々とループして聴いているので歌詞を覚えるのも時間の問題。

◇Ring A Bell
翻訳すると日本語版と歌詞が全然違っているという憎い作り。
歌詞は英語版の方が好きかな。

■キャラクター
◇ユーリ
最初から最後までブレない良いキャラでした。
終盤のスキットで「変わったのは俺じゃなくて状況」と言ってたけどその通り。
ヴェスペリアの前にプレイしていたのがよりにもよってアビス、
しかも目茶序盤ということもあってこれ以上ないくらいの良主人公。
主人公が悩むのは漫画でもゲームでもよくあることですが、
今作での青臭く悩む役目はエステルとカロルにしておいて正解。
と言うか、悩むどころか暗殺し出したときは驚いたわ。
エステルの着替えを覗こうとしたりジュディス関連でさり気なくエロ方面に寄って行ったり、
歴代主人公達が物語途中でぶつかる壁とかいった物をスタート時から既に乗り越えている感じで、
今までのテイルズ作品や最近プレイしたゲームには居ない珍しいタイプの主人公でした。

戦闘は独自の剣捌きが僕好みでクリアまでユーリのみ操作していました。
特技はどれもバランスが良くてショートカットキーも全てユーリの技で埋めてたくらい。
逃げる敵に「蒼破刃」、敵に囲まれたら「幻狼斬」で逃げて、
エンジェルリングで集めた敵を「爆砕陣」「守護方陣」でウマーとか、
「峻円華斬」「爪竜連牙斬」で敵を長時間足止めしたり。
「牙狼撃」も出が早くてダウン取れるから戦力の整っていない序盤から重宝したし。

◇エステル
気が付くとふたばで天使スレを探しているんです?
姫様キャラらしく世間に疎かったり天然だったりといいキャラだ。
自分で決められなかったり、周りに迷惑掛けるから云々の期間が長くて、
「またかよ……」と思うこともあったけどあれがエステルなんだなぁ、と。
途中で嫌いになったりすることもなく良いヒロインでした。

戦闘ではエンジェルリングやスキル変化が強くて重宝。
回復も序盤は消費TPが多くてしんどいけど、中盤くらいからスキルで補えるので楽になった。
装備の関係か他が死んでいるのにエステルだけ生きてる状況が多々あったな……。
とりあえず、ナースは消費TPをあと少し低くするべき。
覚えた時点ではそんなに使えないのにAIアホで乱用しやがる。

あ、戦闘終了後のハイタッチが変わっていく様子は微笑ましかったです。
最終的にはラピードもちゃんと反応してくれたりと見ていて嬉しくなる。

◇リタ
くーぽんも言っているけどヴェスペリアが百合ゲーになったのはこいつのせいだ(笑)
初めて会ったときの言動からいつデレてくるんだろうなぁと思っていたら、
「いつデレるんですk……百合……だと……?」ってなもんで驚いた。
中盤くらいからエステルに構いだして最終的には行き着くところまで行った感じ。
関係ないけどOPの踊りは良いのにそのあとの演出がガッカリでした。
岩がワサワサしているだけじゃないっすか……。

リタで気になっていたことは魔導器にあそこまで拘る理由がよく分からなかったことかな。
イベントでちょくちょく魔導器は裏切らない的なことを言っていたけど、
その発言だけで過去に何かあったとかリタと魔導器に関するイベントは無かったし。
本編では誰も疑問に思っていなかったからサブイベントとかも特に用意されてないんだろうか。

◇カロル
永遠のベンチウォーマー。
カロル覚醒イベント以外はパーティに入れた記憶が殆どないぞ……。
後半まで悩みまくりのエステルに比べると早いうちから悩みつつも前に進んでいたのが良かった。

◇ジュディス
アルミラ姐さん何やってるんですか!?
サブ武器が脚だしブルーだし空コンは凄いしで、
戦闘に参加させると何かゲーム性が変化するんですけど(笑)
ユーリ同様に大人な人で居るときと居ないときでは大違いでした。
おっさんも大人だけど基本的にうさん臭いので。

戦闘は入れておくと動きまくりで面白いですね。
姐さんのパスを拾うべく画面中をあくせくしてみたり。
(^p^)猫さんが「TOVのジュディスでOZってみた」動画を作ってくれるの楽しみです

◇レイヴン
全編通してうさん臭さ大爆発。
後半の裏切りは十分予想できたことなので特に驚くこともなく。
それよりも、おっさんの復活が早すぎた感があるかな……。
もう少し引っ張ろうぜ! あの方がおっさんらしいけどさ!
さして悲しむ間もなくひょっこり復活しやがって(笑)

クリア後に操作キャラにしたいと考えていたので戦闘時は動きを見てニヤニヤ。
チェスター同様の弓オンリーかと思いきや魔術もイケるとか流石うさん臭いおっさんだ。
術詠唱のノリや技名も流石です。
物理の遠近やFS量産機、魔術に回復もバッチリの高性能っぷり。
くーぽん曰くFS打ちまくれるらしいので楽しみだ。

◇フレン
プレイ前から「敵対しまっせ!」オーラを漂わせていたフレンさん。
案の定、考え方の違いとかで色々ありましたが愚かではなかったので好印象。
終盤のユーリ&フレン&ラピードで敵を倒していくイベントがガチ過ぎる。
その後のユーリとフレンの一騎打ちも良かったけどあの共同戦線には勝てない。
最後の最後にこんなイベント用意してくるなんて震えたわ!

◇副長とリンゴ
副長は早まったな、ころころ狙うならスタッフロール後とかだろう。
リンゴは副長が前に出すぎていて印象が薄い。
リタの才能に嫉妬して副長と同じ道に行けばインパクト抜群だったけど。

◇イエガー
イエガーはOPで目茶カッコイイのに喋り方がルー大柴で吹いた。
フツーに進めると何だかよく分からないまま終わるのはもう少しどうにかならんかったのかなぁ。
善人でも悪人でもない不思議な立ち位置のキャラで、敵側では一番好きなキャラかも。
サブイベントはレイヴン関連の一部ではなく、イエガーのことで一つ作って欲しかったぞ!

◇ゴーシュ&ドロワット
OPのコンビネーションを見て「早く戦いたいな」とワクテカしてたら本編では戦わないとかねーよ!
あのアクロバティックな動きをもっと堪能したかった……
何度も戦えば段階的に使用してくる技とかも増えただろうに。
そして出来ることならばイエガー&ゴーシュ&ドロワットの三人組と戦いたかったよ。

◇ナン
ツンデレはリタではなくナンでした。
将来的にブレイブヴェスペリアに入ってきそうな気がしなくもない。
カロル頑張れ、君の勧誘次第だ!

◇ティソン
ザギさん同様の戦闘狂かと思ったら意外なことに常識人でイイ師匠やってました。
OPだけ見ると攻撃仕掛けている分ザギさんより戦闘大好き人間に見えるのに。

◇シュヴァーン隊
平民出の人たちの集まりというのがポイントか。
序盤から憎めないキャラクターで頑張ってくれました。
城でのイベントやレイヴンと関わるときは輝いていたよ!(お笑い的な意味ではなく)

◇クリント
色の付いた空気みたいな存在。
「リーダー」と言う言葉から連想される要素を組み合わせたら出来ました風。
部下と戦うのにリーダーと戦わないとか不思議すぎる。
イエガーたちとは逆のパターンか。

◇ザギ
クレイジーの塊。
何回戦ったのか分からないくらい出てきやがって(笑)
どれもこれもオイシイ場面でバーン!と出てきたような記憶がある。
ラスダンにまで出てきたときはどうしたものかと……。
ヴェスペリアのレーディングはBだけどザギさん次第でCとかZになったんじゃなかろうか。
それほど魅力的なキャラであるのに弱い、とんでもなく弱いのが残念でならない。
苦戦したのはユーリとエステルで戦うことになった初戦だけですよ、アナタ。
それ以外は基本フルボッコとか、パッチは!? ネット経由で強化パッチおくれー!

■戦闘関連
◇戦闘
僕がプレイしたテイルズシリーズでは一番面白かったかも。
(D2も面白い作りだったと思うけど、ストーリーの所為で投げ槍プレイだったのであまり覚えていない)
とにかく戦闘が楽しいので未取得スキルがあるときは積極的に戦闘していたし、
疲れたりしたときはシンボルエンカウントだから避けて進んだりできてグッド。
体験版をプレイしたときはシステムがサッパリで「もう……歳なんですね……」と凹んだものです。
しかし製品版はシステムが段階的解放だったこともあってすんなりと覚えられました。
ソーマブリンガーでも思ったけどシステムの段階解放は操作が複雑なゲームでは必須だわ。

◇AI
アホ。
「身を護れ」って言ってるのに何で攻撃しに行っているんだよ。
ユーザー号令でそこそこ細かく設定できても設定したことを守らなければ意味がない。
エステルは術での詠唱よりもアイテムの使用を優先しようとするし……。
こっちで指示しないと作戦次第ではリカバーすら使わないから困る。
HP回復優先か状態異常回復優先って分かれているのがダメだな。
何て言うかパーセンテージとかポイント配分式で行動指示してもいい気がする。
戦闘の項目、回復の項目、移動の項目とか。

◇ボス
体験版と同じボス(ガットゥーゾ)で積みかけたわ。
後からボス直前まで進めば街に戻れると知って涙目。
アイテムが少なかったからレベルを上げて何トカしようと頑張った時間は一体……。
他に詰まったのは団長かな、あれはレベル低かったのかも知れん。
秘奥義後にHP回復するからイタチごっこでなかなか倒せなかったんですよね。
スキルを適当にセットしていたというのもありますが。
他は特に詰まったりすることはなかった。

◇スキル
リタが妙に弱いと思ったら1ダメージスキルがセットされていたりしたことがあったけど良いシステム。
ポイントの配分次第で長所を伸ばすも短所を補うも、バランス良くすることもできて面白い。
戦闘を楽しむようにするためにコンボ系のスキルを付けていくと
ポイント不足になることもあってそれらポイント配分で悩むのもまた面白かった。
基本的にはボスにフルボッコにされないとスキル見直さないけど詰まることも殆どなかったし。
(念入りに見直したのは前述のガットゥーゾと団長戦くらい、ラスボスすらテキトーで勝てた)

◇戦闘じゃないけど謎解き
カルボクラムのパスワードは本気で投げそうになりました。
「光」「空」「球」って、ヒントとしてはイマイチだろう……。
エアルかと思ったよ、最初。
あとは外にある池みたいなところに光る丸いのがあるからあの辺り調べたり。
それ以外はマップが暗くて迷ったりはしましたが謎解き自体は余裕でした。
何て言うかWAってスゲーな、と。
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